【タイベック®から作られた水切りシート】"フラッシングシート"はどんな商品?特徴は?

当社はデュポン™タイベック®の全国販売代理店として、住宅外壁下地用の透湿防水シート「デュポン™タイベック®シルバー」を中心とした建築資材を取り扱っております。

そんなデュポン製品の中でも、業界初の透湿・水切りシートとして開発された「デュポン™タイベック®フラッシングシート」(以降、フラッシングシート)についてご存知でしょうか。

本日はこのフラッシングシートについて、お客様からよくいただく質問にお答えしようと思います。


■「フラッシングシートってどんな商品?特徴は?」

よく工務店様やビルダー様から「フラッシングシートってどんな商品?特徴は?」といったご質問を受けます。

たしかに見た目は一般的な透湿防水シートや水切りシートと大きくは変わらないため、特徴がわかりにくいのはごもっともです。

そこで本日は、「フラッシングシートってどんな商品?特徴は?」というご質問に真摯にお答えしたいと思います。

業界初の透湿性能、フラッシングシートとは?

フラッシングシートとは、窓枠サッシやバルコニーに施工し、躯体への雨水の侵入を防ぐ役割のある水切りシートです。デュポン™タイベック®を素材としており透湿・軽い・高耐久といった性能を持った製品です。330mm×40m、500mm×20という2つのサイズで展開されております。

フラッシングシートの大きな特徴として「1.性能」、「2.施工性」、という2点がございますので、これら2つの観点からご説明させていただきます。

■1.フラッシングシートの性能

まずタイベック®フラッシングシートとは、透湿・防水シートのパイオニアとして知られ、化学防護服などでも使われる高密度素材のデュポン™タイベック®を基材とした、次世代型の透湿水切りシートです。

外壁下地で用いられている透湿防水シート「タイベック®ハウスラップ」の約2倍の防水性があり、主に開口部やバルコニー笠木など、漏水や結露が発生しやすい場所で用いられます。

一番の特徴は業界初の「水切りシートなのに透湿する」という性能です。

実はしっかりと施工できたと思っていても、水の道筋を作ってしまっていたり、施工のムラ、商品の劣化によって水が入ってしまったりすることはあります。中に入った水が留まってしまうと、躯体が劣化して漏水する原因にもなっていきます。

しかし、フラッシングシートであれば高い防水性能を持ちながら透湿する素材でできているため、万が一雨水が内部に入ってしまった場合に乾燥しやすくなり、結露を制御する効果もあります。

つまり、フラッシングシートを取り入れることで、開口部やバルコニー笠木部分の防水だけでなく、透湿により躯体の劣化を防ぎ、漏水事故等を防ぐことに繋がる効果があります。

■2.フラッシングシートの施工性

次に施工性の観点から「運びやすさ」「施工のしやすさ」「施工にかかる時間」3つのポイントからご説明いたします。

◯ポイント1.運びやすさ

「部材が重い、大きすぎる」といったことは施工現場の負担になりますので、運びやすさは重要なポイントです。

フラッシングシートは高密度な極細ポリエチレン繊維でできており、紙のように薄い水切りシートです。

優れた強度と耐久性がありながら、従来のゴム・アスファルト系の水切りシートと比べると重さは約8分の1です。1ロールであれば片手でも持てるくらい軽く、運びやすさについてはとても優れています。

◯ポイント2.施工のしやすさ

水切りシートを固定する際に手間がかかってしまうと、施工する人によってバラつきができやすい原因にもなります。

従来のゴム・アスファルト系の水切りシートと比べると、フラッシングシートは紙のように薄く、折り曲げたときに広がりにくいという特徴があります。

この、広がりにくいという特徴が、施工のしやすさという点ではとても重要です。水切りシートは窓台やバルコニーに合わせて曲げながら固定する必要がありますが、フラッシングシートであれば折り曲げやすく固定させやすいため、施工性に優れています。

◯ポイント3.施工にかかる時間

防水を実現する重要な箇所に使われる水切りシートですが、なるべく施工にかかる時間も抑えておきたいところかと思います。

フラッシングシートの施工は、シートをカットしてからタッカー留めし、角部にストレッチガードを一発施工するだけです。特別な施工は不要なため、大きな手間はかかりません。

特に、角部で用いられる同じくデュポン製品のストレッチガードを使用することで、施工スピードを早めることができるでしょう。

ちなみに、、、これについては「プラスチック製の成形防水部材と比べるとどうか?」という質問もよくいただきますが、当社としては大きな差はないと考えております。

プラスチック製の成形防水部材も同じく施工性に優れており、部材同士を防水テープで留めるだけの簡単な施工です。気になる場合は、施工者によっても差が出る部分ですので、一度サンプルなどを使用してお試しいただくことをオススメします。

→ フラッシングシートの詳細や詳しい施工方法についてはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は、「フラッシングシートってどんな商品?特徴は?」というご質問にお答えいたしました。

1.業界初の透湿する水切りシート

2.薄くて折り曲げやすい素材

3.施工時にはストレッチガードを併せて使うことで作業スピードアップ

この3つの特徴は抑えておきましょう。

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