【ダクト防水施工】ストレッチガード®テープは防水テープと比べて何が優れてる?ダクトの防水処理における違いを徹底比較
外壁における防水処理の中でも、ダクト周りは雨水も侵入しやすく丁寧な防水施工が求められます。
円形のダクトに対して、防水テープを何枚も貼りつける方法は広く知れ渡っていますが、施工の精度によっては隙間が発生しやすく注意が必要です。
本日は、そんなダクト周りの防水施工について、よく工務店様や施工業者様から聞かれる質問にお答えしていきたいと思います。
目次
Q.「ダクトに用いるデュポン™製のストレッチガード®テープは、防水テープでの施工と比べて何が優れてるの?」
デュポン社製品の中でも、伸張性の防水ブチルテープとしてストレッチガード®のシリーズがございます。
施工箇所によって、3種類の商品展開がなされています。
1.ストレッチガード®一般部用(窓台の角、バルコニーと外壁との直交部での防水に用いる)
2.ストレッチガード®出隅部用(バルコニー手すり壁の天端の出隅部の防水に用いる)
3.ストレッチガード®テープ(ダクト周りの防水に用いる)
この3種類のシリーズの中でも、ダクト周りの施工で用いるストレッチガード®テープについて、よく「防水テープでの施工との違いは?何が優れてるの?」といったご質問をいただきます。
デュポン製品に興味をもっていただき部材の変更を考えられているのであれば、変更した場合のメリットやデメリット、施工の流れなどはぜひ抑えておきたいところです。
そこで本日は、このご質問に真摯にお答えしたいと思います。
■ストレッチガード®テープとは
ストレッチガード®テープとは、換気口や排水口などのダクトを固定するために用いられる伸張性の防水テープのことです。
透湿防水シートで有名なタイベック®とブチルゴムを複合させており、とても高い強度と、高い耐久性を併せ持っています。
このような特徴を持つストレッチガード®テープですが、防水テープと比較するとどんな特徴があるでしょうか。
早速見ていきましょう。
■ストレッチガード®テープと、一般的な防水テープとの違い
それでは、ダクトを固定する場合におけるストレッチガード®テープと、防水テープを用いた施工との違いについてお話いたします。
◯1.「施工のしやすさ」
↑画像は左が防水テープでの施工、右がストレッチガード®テープでの施工です。
ストレッチガード®テープは伸張性のテープで、ダクトをぐるっと一周、一発で固定することてきます。テープ1枚で施工が完了するためとてもスピーディですし、誰でも同じ様に施工が行えるのもポイントです。
一方で、一般的な防水テープを使った場合は円形のダクトに何枚も防水テープを貼るため、時間がかかります。さらに、テープを貼る順番や枚数、貼り方などが決まっておらず工事担当者によってどうしてもバラつきが生じてしまいます。
現場監督の目線からすると、一箇所ずつ確認していく手間も、決して無視はできません。
◯2.「施工時の見た目」
ある工務店様から、
「以前、防水テープでダクトを固定していた際、現場を見に来た施主様に、『こんな施工で大丈夫か』と指摘を受けたことがある」
といったお話を伺い、ストレッチガード®テープをご紹介したことがあります。
写真でも分かるように、ストレッチガード®テープの施工後はスッキリとした見た目になります。
引き渡し時には見えなくなる箇所かも知れませんが、今後住み続ける施主様が不安を感じることのないように、丁寧な施工を行うことはとても重要です。
◯3.「防水性能」
一般的な防水テープを用いた施工の場合は何枚も防水テープを貼るためテープが重なり、隙間ができてしまう恐れがあります。当然ながらこの隙間は、漏水事故の原因にもなります。
一方で、1枚のテープで一発施工できるストレッチガード®テープであれば、重ね貼りが発生せず、隙間が発生するリスクが非常に低いです。
※↓デュポン社の解説動画もございます。リスクを最小限にするため、必ず正しい施工方法を確認した上でご利用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、
「ダクトで用いる使うストレッチガード®テープは、
防水テープでの施工と比べて何が優れてるの?」
というご質問に、「施工のしやすさ」「施工後の見た目」「防水性能」という3つの観点からお答えいたしました。
ぜひご参考ください。
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